スケボー業界ではビデオカメラマンのことをフィルマーと言います。
写真を撮るカメラマンと分けるためなのかも知れませんね。
今回は自分的におすすめというか、映像を撮るときに参考したりしているフィルマーの方を紹介していこうと思います。
ぶっちゃけ上から目線で申し訳ないのですが色々書こうかなって感じです。
上野伸平
日本を代表するフィルマーの1人でVX1000を使った撮影なら右に出る人はいないんじゃないかなと思います。
また、プロスケーターとしてもVoxというシューズブランド(現在は消滅)のライダーであったりEvisenというデッキブランドからシグネイチャーデッキを出すなどしています。
ノーズマニュアルとバックリップなどのトリックがカッコイイですね。
基本的に魚眼レンズでの追い撮りはVX1000、
引きの映像はvx2000というこだわりで撮影を行っているそうです。
LENZシリーズを見てもらえればわかると思いますので
ぜひぜひチェックしてください。
あとJenkemに載っているインタビューを簡単に翻訳しているので
ぜひそちらもチェックです。
Beagle oneism
Baker、shake junt専属のフィルマー
ブランドのビデオなのにどこかローカルビデオっぽさを強く感じる作品が多いです。
じゃあブランドのビデオってどんなもの?と言われると難しいですが。
チームライダー同士の仲の良さに親近感を覚えてしまうところが、ブランドのカラーとしてウケているのかも知れません。
それはbeagleが専属フィルマーであるだけでなく、常にライダーと交流し「素の部分」を引き出しているからだと思います。メイクしなければと強張っているスケーターの緊張をほぐすのもフィルマーの役割ですかね。
また本人もスケートのレベル高めで、小技を取り入れたあまり見慣れないトリックをチョイスしたりします。
みんなで仲良く滑っているビデオを作りたいな、と思う方はぜひ彼のビデオをチェックしましょう。
Brian panebianco
フィラデルフィアのLoveパークを中心に様々なカオスを撮影した「SABOTAGE」シリーズを作っているフィルマーです。
ワールドワイドに販売されて、かつシリーズ化もされているローカルビデオって
かなり少ないんですよね。SABOTAGEシリーズはその一つです
フィラデルフィアはアメリカの中でもかなり治安の悪い州で、その中で日夜撮影を行いながらローカルの人が毎日みる風景も映像としてゲットしているところがSabotageの面白いポイントですね。
このビデオのおかげでプロになったライダーも多く、DC SHOESが昔のモデルの復刻や90年代を彷彿させるハイテク系シューズを再び販売し始めることにもつながりました。
ブランド側を動かすほどの影響力を持ったビデオを作るってヤバいですよね。
Christopher Thiessen
LAを中心に活動しているフィルマーです。
とにかくVX1000の映像が綺麗ですね。また、VX1000とMk1を使った追い撮りの映像はかなり寄っているので迫力があります。
カメラワークを参考に出来るお手本的な映像が多いのでぜひ、ビデオカメラで撮る人はチェックしていただけたらと思います。
あまり本人が前に出ることはないので、素性が分かりにくいミステリアス(?)なフィルマーですね。
Colin Read
ニューヨークを中心に活躍しているフィルマーです。
スケートビデオを作るにあたって「テーマ」を考えるとしたらどんなことでしょう。
「ローカル感」とか「ブランド(またはチーム)のカラーを出す」とか思い浮かべると思いますし、そういうビデオがほとんどですよね。
そんな中でColin Readは「生き物」と「スケートボード」を掛け合わせた「Sprit Quest」という作品を作りました。
説明するより、観たほうが早いです。
「お金を掛けるより、アイデアで勝負!」と良く考えますが、完全にアイデアで勝負している作品ですね。
ちなみに水中のシーンはVX1000をごみ袋に入れて撮ったりしているそうです。Go Proも真っ青ですね。
このほかにも「Tengu」など面白い作品を出しているのでチェックですね。