東京オリンピックにスケートボードが新種目として決まりました。
スケーターのみなさんにはもう知って当然の情報ですが、
「東京オリンピックの影響でスケート事情が大きく変わるんじゃないか?」
っていうところが気になりますよね。
ぶっちゃけなってみないとわからない
個人的には
- そこまでスポーツ化にはならない
- ストリートも今までと変わらず
スポーツ化するのは出場選手くらい?
オリンピックというネーミングで感覚が麻痺しちゃいますよね。
でもぶっちゃけコンテスト自体は本場のアメリカでも昔からあります。
むしろ向こうではX-GAMEとかテレビで大々的にやっていますし、今ではロブ・デューディックが主催する「ストリート・リーグ」も大人気です。
むしろコンテストシーンについてはアメリカのほうが根強い文化があると言えますよね
そんなアメリカのスケートシーンを見ても別に「コンテスト!コンテスト!」って訳でもない
スポーツ化しているわけでもないですし、ストリートスケートは健在です。
「コンテストで結果も出すし、パートも出す」というプロスケーターも多いです。
スポーツ化というか出場選手がフツーのスポーツ選手みたいな扱いを受けるだけだと思いますね。
だって出場選手ってストリート禁止令が出ているんですよ
出場選手へのイメージ悪化を懸念しているみたいですけど、普通にyoutubeで名前検索するとストリートの動画出ますけどね。
ストリートスケートは変わらず現状のまま
ストリートスケートはたぶん今までどおりで、縁石にスケートロックが付くくらいじゃないでしょうか?
むしろ日本(なかでも東京)は世界で1番セキュリティのレベルが高い場所であると言われています。
それだけ警備員さんがちゃんと仕事しているってことです(笑
むしろそういう環境だからクリエイティブなスケートスタイルが生まれているわけで
そんな環境で滑っている日本のスケーターさんならちょっとセキュリティが高くなっても大丈夫だと思いますけどね。
警察24時とかで特集されない限りは大丈夫でしょう
スタントマンとクソガキの滑り
Polar(ポーラー)というスケートデッキブランドを運営しているレジェンドスケーターポンタス・アルブはストリートリーグなどのコンテストで大技を決めるスケーターや超絶テクニカルなトリックを決めるスケーターを「スタントマンみたいな滑り」と雑誌のインタビューで例えました。
僕は反対に街の路地裏でトリックを決めるようなスケートを「クソガキの滑り」と例えてみます。
いわゆるアマチュアによるローカルのスケートシーンやインディーズのスケートブランドのことを指しています
スケートシーンでは古今東西この2つのスタイルが共存しています。
やはりパッと見ではスタントマンスタイルのほうが立場が上のような気もしますが、クソガキスタイルだって人気です。
結局、スケーターが求めるものはカッコいいスケートだからです。
ポンタス・アルヴの言う「スタントマン」みたいなスケートはこれからも好まれるし、Savotageみたいな「ストリートのクソガキ」みたいなスケートだって好まれる
観る人が求めるのはカッコいいスケートだから
— ケンボー@ブログとスケボーとADHD (@falloutskatermr) 2018年10月15日
スケートボードほどプロとアマチュアの距離感が近いものは少ないのではないでしょうか。
その距離感が大きく離れない限りスケートはスポーツ化することはないと思います。
だってプロテクターガッチガチでゼッケンとか着るのいやでしょ?