今回はVx1000の撮影用のセッティングを有名フィルマー「Beagle oneism」の動画をもとに説明してみます。
スケートビデオ用のカメラでアイコン的なシンボルとして有名なVX1000ですが、セッティングに関しての情報はあまりないです。特に日本語で書いてあるものは。
もちろん撮影シーン(天気や昼夜)で設定を変えるのが当たり前ですが、やっぱりとっかかりが欲しいところ。
そこでBeagleの説明動画をもとに翻訳っぽく説明してみます。
最適解ではないかもですが、セッティングの1つとしていろいろいじってみましょう。
目次
セッティングは後ろのカバーを開けましょう
カメラ本体の後ろ側のバッテリーを入れるところにボタンがあります。
映像では「シークレットボタン」と言っていますが普通のボタンです。
①カスタムプリセットをオン
カスタムプリセットとは要するに手動の設定という意味です。オンにしないと細かい設定が出来ません。
ちなみに彼のカメラは英語表記になっていますが、国内で流通されているものは大体日本語表記になっていると思います。
②色のこさ(カラーレベル)を調整
「色のこさ」をマックスまで上げます。色味の強弱を付ける設定ですね。
上限まで上げると色がはっきりするのが分かります。動画と同じくマックスまで上げときましょう。
天気が曇りの日はなるべく上げて、天気の良い日は少し下げてみる、なんて考えも良いでしょう。
③シャープネスを調整
シャープネスは画面上に映っている物の輪郭の太さを調整できます。
輪郭がはっきりすると立体的に感じられて奥行きが生まれますね。
元々画質が良いカメラではなのでマックスまで上げときましょう。
④シャッタースピードの調整
シャッタースピードは映像の明るさや滑らかさに直結する設定です。
基本的に数値が低いとブレが大きくなるけど映像が明るくなり、高いと滑らかになるけど暗くなります。めちゃくちゃブレブレになるわけではないです。
動画の中では撮影場所のステアは夕日が沈む前で若干日陰になっているのでこれくらいなら180くらいかなって説明ですね。
天気が良い日は若干高めにしておいて、夜間などは手持ちライトとの明るさを確認しながら小さめに設定しておくのが良いでしょう。
⑤F値の調整
F値はレンズに入ってくる光量を調整する設定です。
数値を上げると画面が暗くなり、下げると明るくなります。
ボケ感を調整することができるので写真の世界ではかなり重宝される設定になります。
VXだとそこまで必要な要素ではないようで、動画の中ではまぁいい感じに明るさを調整してねって感じで説明されていました。
ボケ感はあまり必要ないので大きな数値にしすぎないようにしておきましょう。
3~8の間で調整しているようですね。
F5.6
F9.6
⑥ホワイトバランスの設定
ホワイトバランスとは「白色を決める」設定です。
「白は白だろ!」って感じですが、肉眼で白く見ていてもカメラのレンズを通すと色味が違いますよね。上記の「色味のこさ」の調整をやってもらったらわかると思いますがカメラの設定で色が若干変わります。
色味が悪いと何が映っているか分かりにくかったりしますからね。
それを「ホワイトバランス」を使って白色を設定してあげましょうということです。
基本的に、白いものを画面に映しながら調整するのがセオリーで、映りをみながらメニューのWBシフトから設定しましょう。
話の中で天気の話をしていますが、おそらく肉眼に近い色味にしておくべきという話です。
「変な色の空や太陽は嫌だろ?空のブルーと太陽のゴールデンがきれいに映るように設定しろよ」
⑦手振れ補正はオフ
魚眼を付けて撮影する場合はフタの裏側にある手振れ補正スイッチをオフにしましょう。
映像がブレるから手振れ補正をするべきでは?と疑問が出ますが、魚眼の場合は手振れ補正機能が働いてケラレが動きまくります。
後ろのフタの裏側にスイッチがありますのでオフにしましょう。
⑧ゲインはなるべくあげない
動画では紹介されていませんがゲインの設定について
ゲインはカメラの性能で明るさを調整する機能です。
デジカメではISO感度と言います。
基本的には0dbで使用することを推奨します。
ゲインを上げると明るくはなりますが、ノイズと言って映像がザラザラしたものになって荒くなります。
昼間は0dbで夜間はやはり手持ちライトで明るさを作ってあげるのが基本です。
特にVX1000は元々映像が荒いので上げない方が良いでしょう。