どうもケンボーです。
今回は映像作品におけるタトゥーの扱われ方ということで記事を書きます。
近年外国人旅行客の増加や日本でもタトゥーのファッション化によってタトゥー保持者を見ることが増えた気がします。
タトゥー保持者については色々意見がありますが、良いイメージは少ないのが現状かと。
プロスケーターをはじめ、スケートボード愛好家には割りとタトゥー保持者が多く、僕の周りのスケーターにも入れている方は何人かいるし観る機会はあります。
タトゥーの話をすると毎回出てくるのは「海外ではもっとタトゥーについて寛容である」という意見。
海外ってどこのこと?って感じではありますが、僕もステレオタイプなイメージで漠然と海外ではタトゥー保持者も普通に働いている、みたいな感じです。どこの海外のことでしょうか。
そこで、「海外ではタトゥーに寛容である」説の答えを探るため、映画やドラマといった映像作品で「タトゥー」はどういう使われ方をしているんだろうってことでピックアップしてみます。
One Tree Hill シーズン1 エピソード9話
バスケットボールを通して高校生の青春を描く海外ドラマ「One Tree Hill(ワン・トゥリー・ヒル)」
主人公のバスケ少年ルーカスは、悪友の女の子にそそのかされお酒の勢いもあり肩に堂々と「有」というタトゥーを入れてしまいます。クソださいけど。
それを見てしまった父親代わりの伯父さんに「なんてことしているんだ!」とめっちゃ怒られます。その後にお母さんにももちろん怒られてしまいます。
僕がこのシーンを観たのは多分高校生くらいのとき(今から7~8年前)ですが、このときに「海外でもタトゥーはダメなのか?」と感じたことを覚えています。
なぜならタトゥーはダメというか、イメージの良くないものという認識でないとこのシーンが成立しないからです。
その後、ルーカスはバスケの試合をするたびに肩にテーピングを貼って出場します。
アメリカでは州によりけりですが、年齢制限や親の許可がいるという条例があるそうです。
映画「最高の人生の見つけ方」
病気によって余命半年と宣告された2人がたまたま同じ病室で出会い、「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り旅に出かけるというストーリー。
「人生とは」「死と向き合うとは」といった永遠の疑問について触れている感動系(と簡単に端折っていいのか)の映画です。
気になったのはこの「死ぬまでにやりたいことリスト」に「タトゥーを入れる」という項目があること。
1人は資産家、もう1人は自動車修理工という対象的な2人ではありますが、死ぬまでにやりたいことの1つにタトゥーって。。。と思わずハテナが出てきます。
やはりアメリカにもタトゥーに保守的な人間は一定数いるみたいですね。
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
麻薬カルテルとCIAの攻防を描いた作品「ボーダーライン」シリーズの第2作目。
そこまで貧乏というわけでもない環境に育った少年ミゲルが従兄弟の悪事を手伝っているウチに麻薬カルテルの下っ端ギャングに変わってしまったというシーンがあります。
「田舎の少年がギャングになった」ということを分かりやすくするためか首や両腕にタトゥーが入った状態で現れます。
2018年上映なのでかなり最近の作品のはずですが、タトゥー=アウトローというイメージで取り扱っていますね。
まとめ:やはりアウトロー的な悪いイメージで使われている
そもそもタトゥーそのものを扱っているシーンがあまりなかったため、かなり偏った結果にはなりましたが、3作品ともタトゥーを「悪いイメージ」で扱っていることが分かりました。
「海外ではタトゥーに寛容である」説については、普通にタトゥー保持者が働いているのも雇用主それぞれの判断でしかないのかなと思いますね。
別に従業員の見た目にも気を使う職種ではないというもあるのでしょう。