アマとかフローってなに? スケートブランドのサポート形態について

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こんにちはケンボーです。

スケートウェブサイトや雑誌などでスポンサーについての記事で「アマライダー」「フローライダー」とかって書いてあるのをみたことありませんか?

サポートの形が違うんだろうけど、何が違うのかわからない人は多いと思います。

今回はサポート形態の違いやサポートを受けるにはどうすれば良いか等を書いてみようと思います。

スポンサーとは

一般的には広告主のことですよね。

ボクシングや総合格闘技なんかは試合の時に選手のパンツに企業の名前が書いてあるパッチがたくさんついています。あれもスポンサー契約しているからなんですね。

スケートボードを始めとしたアクションスポーツ全般でも同じで「ギア(パーツや服)をタダであげるからみんなに宣伝してね」という感じで物品支給などのサポートを受けます。

スポンサーのついているライダーとして大会で結果を残したり雑誌の広告ページ、インタビュー記事に掲載され、認知度が上がることでスポンサーへの売上にも関係するため、サポートして貰っているブランド、ショップへ貢献することが出来ます。

スポンサーを獲得するには

スポンサーを獲得するには以下の方法があります。

  1. スポンサー ミー ビデオを作ってネットにアップ、またはブランドの関係者に送る。
  2. 大会で良い結果を残す。
  3. スポンサーの付いているライダーに紹介してもらう
  4. 様々な作品に出て知名度を上げる

スポンサー ミー ビデオを作ってネットにアップ、またはブランドの関係者に送る。

1番ポピュラーな方法。3~4分ほどの自分の動画を作ってYoutubeなどの動画サイトに上げたりやスケート関連のウェブサイトに送って上げてもらうなどしてたくさんの人に見てもらいましょう。

もしかしたら関係者の目に留まるかもしれません

ちなみにここ「Push Log」でもスポンサーミービデオをアップすることは出来るのでYoutubeに挙げた動画のURLを送って頂ければアップします。(ケンボーはサポートしませんけど)

他にはブランドを取り扱っている代理店へネットに上げたページのURLかDVDに焼いて送る。いつも通っているローカルショップへ出してみて、ブランド関係者に見てもらうことも出来ます。

インタースタイルなどでのブランドの展示会などで渡すこともできます。

インスタグラムなどのSNSに上げることもイイかもしれませんが、毎日、日本中で上がっているので埋もれてしまう可能性が高いですし、本気度は伝わりません。

※追記:最近はインスタグラムにハッシュタグをつけた動画をアップしてサポートライダーを募集しているケースがあります。探してみてください。

大会で良い結果を残して知名度を上げる

AJSAなどの公式の大会やローカル主催のコンテストなどで上位に入ればスポンサーの勧誘が来る可能性があります。

AJSAへの申請はムラサキスポーツやローカルスケートショップで対応してもらえるのでそういったショップを通して申し込んでみましょう。公式HPからでも申請できます。

大会で良い結果をたくさん残すことが出来れば、サポートが付いたりしますよ。

スポンサーの付いているライダー経由で紹介してもらう(フックアップ)

もし、知り合いになったスケーターがサポートを受けていれば、その人に聞いてブランド関係者まで話を通してもらうのもスポンサーをゲットする1つの手段です。

ほぼ直談判ですね。

ふざけたこと書いてるなと思うかもしれませんが、やってみなければわかりません。

同じブランドがサポートしているスケーター同士をよく見るとわかりますけど、結局横の繋がりでってこと多いです。

海外に行って外国人ライダーと交流を深めてスポンサーをゲットする方法だってあります。

様々な作品に出て知名度を上げる

ローカル発信のビデオなどに参加してイイ映像を記録に残すことで知名度を上げ、スポンサーへアピールすることです。

メディアへの露出が高い=広告塔として価値があるとみなされます。

サポートの形態

ギアによってちょっと違いますがデッキやシューズのブランドは特にこんな感じだと思います。

  1. フローライダー(仮契約 お試し期間)
  2. アマライダー(チームに所属)
  3. プロライダー(チーム所属+シグネイチャーモデルが出る)

フロウライダー

物品支給のみのほぼ仮契約。ブランドに適正であるか判断するお試し期間でもある。チームに所属しているわけではない。他のブランドが付かないように囲い込むという意味でフローに入れることもあり。

アマライダー

アマチュアのアマではないですよ。

物品支給+給料

「○○が××のチームに所属!」という記事または動画がアップされれば、フローからアマに昇格したという意味。いきなりアマから始まる人もいます。

フローの状態で数年ほど活動し、アマになれる。イベントへの参加やツアーなど活動面についてもサポートされることが多いです。

プロライダー

物品支給+給料+自身のプロモデルが売れれば売上の数%のお金が入ります。自分の名前の入った板が発売されるというのは正真正銘のプロという意味になります。

そのほかには雑誌に広告が載ったりすればその都度お金が発生します。

※これらはブランドによって形態が違うのであくまで参考までに。

AJSAなどのプロランクは日本国内のみ(最近は韓国でも大会をやっていますが)に通用するものなので海外では通用しません。プロと言っても給料が出るわけではなく、AJSAのプロはあくまで資格なのです。逆に資格を発行するために年間に1万円ほど払わないといけません。

こんなに偉そうに書いていますが、ケンボーはAJSAに出るスキルもありません(泣

他のブランドに移籍

Aというブランドでプロになっている場合はBのブランドに移籍したとしてもランクは変わりません。

デッキブランドの場合は移籍を記念してウェルカムボードを発売することもあります。

スケートショップのサポートの場合

ムラサキスポーツやローカルスケートショップ所属の場合はそれらのプロモーションやショップが行うイベント(コンテストやスクールなど)に参加する代わりにパーツを無償提供または割引制度などを受けるようになります。

また、ショップによってはイベントや大会などについての旅費もサポートして貰えることもあります。

日本のサポートライダーの現状

日本国内にも有名海外ブランドからサポートを受けている人は大勢いますが、その多くが物品支給のみのサポートです。待遇はフローと変わりません

大きなブランドならお給料も出ているところもありますが、ブランドを取り扱っている代理店経由のサポートが多いため、待遇はそこまで良くないところが多いのが現状です。

ライダーのプロフィール欄にサポートされているブランドが載っていたりしますよね。
名前のあとに(flow)なんて書いてあったりするとブランド本社からの要望で直接サポートしています。

この「直接」というのが大事で、いくら有名海外ブランドからサポートされていると言われても直接契約じゃなければ、プロはもちろんアマランクすら上がれません。代理店経由のサポートライダーは世界中にいますから。

ブランドによっては日本に商品を入れているけど「日本からはライダーは取らないよ」というところもあります。わざわざ日本でライダーを取らなくても本契約のライダーだけで宣伝になるし、もっと上手いライダーがたくさんいるからです。

ドメスティック(国内)ブランド

有名なスケーターがお金を稼ぐために踏むステップとしてはドメスティックのブランドを作ることがメジャーです。

自分でブランドを作り、サポートするライダーを決めて運営をしていけば収入が入りますし、所属ライダーも自身のシグネイチャーモデルが売れれば給料が出ます。

国内のプロスケーターもスケートだけで食べていけるようにしようという認識が広がっているのでこれからもドメスティックブランドは増えていくと思います。

しかし、ドメスティックブランドとは言え値段は海外ブランドと一緒なんですよね。商品自体は海外の工場で作っている場合が多いし、国内で作ろうとすると逆にコストがかかったりするからなんです。

終わりに

結局スポンサーが付くには行動力が大事です。近くにショップやスポットが無ければ自分から探して県外だったとしても行く。下手かも知れないけど大会に出てみる。友達と動画を作ってみる。他のスポーツと同じで少しずつの積み重ねです。

プロになりたい人」は多いかもしれないけど「プロになりたくてしっかり行動している人」って案外少ないと思いますよ

頑張ってスポンサーをゲットしてみよう!

これが東京オリンピック選手候補のスケーティング!
こんにちはケンボーです。 Blind Nike SBなど多くのブランドからサポートされている堀米雄斗 今回は彼について記事をちょ...
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