2輪に焦がれて

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こちらの記事は3000文字チャレンジという企画に参加しております。

お題は「自転車」です

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どちらかと言うと、スケートボードや車など4輪に乗ることの多い自分の中で「自転車」というワードに縁はないと思っていた。

しかしよくよく考えると「そーいえば」「あれもか…」って思い出ポロポロ出てきちゃったので書いてみます

面白い中身ではなく、どっちかというと回想的な感じ

小学生の頃は「チャリドリ」にハマっていた

チャリドリとは自転車でドリフトをすることだ

スピードを付けてコーナーに突っ込み後輪ブレーキを強く掛けることでタイヤをロックさせてスライドさせながらコーナーを曲がる

砂場とかでよくやってたっけ

ほんとのドリフトはタイヤをスピンさせるんだけどまぁ気にしない

「改造」とか言って自転車のパーツを外してよくぶち壊してました

当時はSNSって便利なものはなかったのでいわゆるBBS(インターネット掲示板)で検索していたような。

中学生に上がると行動範囲が少し広がった。

定期テストが終わると仲良しな友達と隣町の大型商業施設(イオン的な)に映画を観に行った

小さいころから母親に連れられてよく映画を観に行っていたのもあり、映画は好きだった

距離にして12キロ

今だと車で10分くらいだし全然そんなに遠いわけでもないんだけど自転車だとものすごい大冒険に感じた

話ながらチンタラ進むので遅いというのもある

学区外なのである意味やりたい放題(と言っても別にヤンチャするわけでもなく)だった
仲間たちと山を越え川を越え映画館を目指すのだ

なんかスゴイ自由みたいな

開放感満点みたいな

そんな冒険的なことが好きだったことを覚えている

高校は実家から離れ、寮のある学校に入った

赤点が60点だったのでしっかり勉強してた記憶

2年生になると免許を取って原付を買った

YamahaのYB-1というマニュアル式の原動機付き自転車だ

4stのバイクを買う予定だったのに2stが来たのは今でも納得がいっていない

速いバイクではないがトコトコ走るスタイルが自分には合っていたと思う。

原付のなかでも改造パーツがかなり少なく、友達のイジったバイクを見て「いいなぁ」と羨ましく感じることもあった

唯一の改造は、スワローハンドルというセパハンに近い形のものに付け替えてなんちゃってカフェレーサースタイルにしていたことだ

カフェレーサーというのは60年代に流行ったイギリスのバイクスタイル

ネイキッドのバイクをレーサースタイルにカスタマイズし、とあるカフェをゴールにレースしたり入り浸っていた今でいう走り屋的なジャンルの1つのことだ。

UKロックと相まって革ジャンを着るのがめちゃくちゃ渋い

僕自身かなりこのスタイルが気に入っていたし今でも好きなので、暴走族系に走らなくて良かったと感じている

ただ、革ジャンを着たりカフェに入り浸ることはなかったけど。

このタイミングでスケボーにハマったこともあり色んなスポット(スケボーが出来る場所)へスケボーを背負って走っていった

夏休みや冬休みの長期休みは寮が閉まるので実家へ帰省

もちろんコイツで帰る

距離にして105km

今考えると頭おかしいけど、YB-1で帰ってた

大型トラックやバスに煽られてヒィヒィ言ってたっけ
途中でガス欠になってガソリンスタンドまで押して行ったこともあった

大体4時間近く掛かって帰ってたかな

車でも下道2時間掛かるからね

帰る頃にはケツが悲鳴を上げていたし
雪がチラつく真冬に帰った時はしばらく凍えていた

車を手に入れてからは同級生に売ってしまった

その時は「車って最高!」感じだったから未練はなかったけど、今でも街中で見かけると「おっ!」って感じで見てしまうよね。

風のうわさだと壊れてしまって廃車になったみたいだけど。

社会人になると、とある重工業系の会社の現場スタッフ(現場監督的な)として働いた。

工場内はとても広いので現場の人は自転車で移動する。

あるときはPHSから連絡が入り現場へ急行。

あるときはフライパンくらいの太さ(イイ例えが思い浮かばない)の配管を肩に担いで現場へ急行。

自転車に乗りながらもう一台の自転車を操作して走るテクニックも手に入れた。

そんなせわしい日々を過ごしていると、ふと思った。

バイク乗りてぇな

このときは、ツーリングがしたいとか峠を走りたいとかではなく通勤用の足とかちょっとコンビニに、というときにあると便利だなぁと思ったくらいだった。

なによりツーリングは学生時代の原付100km走破の思い出がフラッシュバックしてこりごりなくらいだった。

大手のバイクサイトを眺めては「乗りたいなぁ」「まぁそんなに必要はないか」とモジモジした毎日を過ごした。

そもそも美容院に電話することすら1か月くらい悩んでしまう(というかもはや忘れる)性格なのでこのときも2,3か月で忘れていたと思う。

バイク屋にちょっと見に行くことすらしなかったからね。

時はそこから2年は経ったある日

SNSを眺めていると、友人の投稿に「バイク買う人いませんか?」という文字が。

少し悩んだが、どんどんバイク熱が湧き出てきて「買いたい。ちょっと見に行っていい?」とDM。

実物を見に行ったり、何度かやりとりを行い相場よりちょっと高くね?(笑)という値段で購入。

まぁフリマアプリでもない限り、リアルな個人売買は長引くとメンドクサイので良しとしましょう。

僕が買ったのは125ccのちょっとオフロードっぽいバイク。

125ccというは「原動機付自転車2種」とか「小型自動二輪」という免許のジャンルで、言ってしまえば原付と中免を足して3で割ったような中途半端なサイズのバイクだ。

車と同じ速度制限で走れたり、二人乗りが出来たりと原付のめんどくさいルールがないのが特徴。ただし、高速道路は走れない。

ナンバープレートがピンク色のバイクをみたことないだろうか。それが125ccのバイクだよ。

高校時代バイクを買うまでは、あまり興味がなかったので、あとで車の免許を取るときに楽だからという理由で125ccの免許を取った。なぜあのとき中型免許を取らなかったのだろうか。
過去に戻れるなら自分を殴りたい。
その選択のせいで、未来の俺は未だに限定解除(中免にランクアップさせること)をするか悩んでいるんだぞと。

いよいよ納車の日、保険の手続きを終わらせカギを受けとった。

高校時代からだとほぼ10年ぶり運転。ペーパーライダーと言っても過言ではない。

クラッチを握り、ギアを1速へ

周囲を確認してアクセルを捻りながらクラッチをゆーっくり離していく。

あれ、発進しないぞ。。。

と思ってクラッチをスパンと離した瞬間に「ブォォン!」と轟音を立てながらウィリー気味に走り出した。

「大丈夫!!?」という友人の声が聞こえたが、もうミラーから消えていた。

バイクから伝わる振動、風をきる爽快感。

おぉ

YB-1とはまた違う感覚が体に伝わる。

しばらく走り、コンビニで休憩

ホットコーヒーを飲みながらバイクを眺める

おぉ コレが俺のバイクか

思わず笑みがこぼれる

自宅に帰るとネットでヘルメットやプロテクターを買いそろえた。

Youtubeでも情報収集

今は、「モトブロガー」と言ってyoutubeでツーリング動画やハウツーなど情報発信するライダーが増えているようだ。

おススメは女子ライダーのおんせn

最近のツーリングはインカムという通信機器を使って多人数でも通話しながらバイクを走らすのが流行りというか一般的なようだ

俺もインカムで通話しながらツーリングしたい!
女子ライダーとキャッキャ言いながら通話したい!

そう思い、ネットサイトで購入ボタンを押そうとしてふと指が止まる。

そういえばバイク仲間いなくね?一人のソロツーじゃね?

通話する相手いないのにインカム買っても悲しくね?

でも買わないでツーリングするとやっぱりインカム必要じゃね?

んー

これはまた買うの忘れるやつ

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