こんにちは今回は好きな作家さんの作品を紹介しようと思います。
スケボーとかしますけど、意外と本は読みます(笑
活字を追うのが好きみたいで、雑誌とかでも結構隅から隅まで読みますね。
親の影響なんでしょうか
目次
垣根涼介さん
社会人としての経歴が長いからなのか、様々な業種の内部事情にすごい詳しい感じ。
さらにそこから得た経験をもとに書かれた人物像はどれも濃くて、イメージがしやすい。
※あくまで個人的感想です
ヒートアイランドシリーズ
現在は4作出ています。
- ヒートアイランド
- ギャングスターレッスン
- サウダ―ジ
- ボーダー
今のところ「ボーダー」が最終巻となっています。
渋谷で非合法なファイトパーティを開いているストリートギャングチーム「雅」
そのヘッドであり、主人公であるアキはある日、チームの仲間が奪ってきた大金が裏金を専門に強盗をするプロの男たちの物であると知る。そこにヤクザも加わり、裏金を巡って争奪戦が。
アキの頭のキレ具合を見込んだ強盗の二人に仲間に入らないかと誘われ、そのままアウトローとして裏の世界へ…
ネタばれですがこんな感じでギャングだった青年が裏金強盗のプロフェッショナルに成長していくという物語です。
ヒートアイランド以降はアキが強盗のプロとして活躍する内容になっています。
ギャングだったアキが裏の顔を隠しながら表の世界で、強盗メンバーの二人と勉強をしたり恋愛をしていく姿も面白いですね。
内容としてはハードボイルド作品になっており、重めかと思われますが、疾走感のある作風になっています。
それってどこで情報を手に入れたの?と言わんばかりの裏社会の話が出てくるので面白い。
特に偽造免許証の作り方とか…裏金の生まれ方とか…
また、筆者自身が車好きなのでカーチェイスの描写や車のチューニングについての話がチラホラ出てきます。
車好きな方にはオススメな作品です。(逆に車分かんない人にはチンプンカンプン)
中学生の頃に読んで「こんな生活もあるのかぁ」なんてアホなこと考えてたなぁ
ちなみにヒートアイランドは実写化されていてアキ役に城田優さんが抜擢されています。
こちらも面白かったです。
君たちに明日はない シリーズ
多分日本にはないであろう架空のリストラ請負会社に勤める真介。
リストラ請負とは依頼された会社の人事代わりに社員へ面談を行い、希望退職を促す仕事です。
真介はその面接官として毎日クビを宣告された社員を説得している。
いわゆる「外注業者」でしかない彼にぶつけられる怒りや悲しみにストレスを抱えながらもなぜか仕事にやりがいを感じている真介には、どこか親近感が湧きます。
元々女性関係にだらしない真介は面談を行った年上女性にも手を出してしまったり、旧友にクビ通告するハメになったりと、たくさんの面談を通して話が進んでいきます。一見短編が集まっているようなんですが、しっかりとすべて繋がっていくんですね。
レボリューションNo.3
実は作者の金城一記さんは実写化された「SP」や「Go」の原作者でもあります。
「ザ・ゾンビーズシリーズ」として今まで4作品出ています。
「君たち、世界を変えてみたくはないか?」
ある日、生物学の先生「ドクター・モロ―」から発せられたこの一言でオチコボレ男子校の色モノたちが自らの世界に革命を起こすために立ちあがった。
その革命とは….
可愛い子が多く通うお嬢様私立高校の文化祭に忍びこみ、彼女をゲットする!
アホ….ほんと….アホ
でもそれがイイ!
男子高あるあるとして、みんなで気兼ねなく馬鹿騒ぎ出来るというやつの典型ですね。
主人公の南方、在日韓国人のスンシン、史上最悪のヒキをもつ山下、人望の熱いヒロシ、でっかい股間を武器に様々なコネを開拓し、情報屋として蔭からサポートするアギーなどなどキャラが濃いめです。
高校3年生の彼らが、思春期ならではの葛藤を抱えながら、秘密の花園に入るためにあれこれ奮闘する青春ストーリーとなっています。
中高生はもちろん、大人でも読んで楽しめると思います。
ちなみに続編の「ダディ フライ ダディ」は日本版と韓国版で実写化されていますが、韓国版の方が役者さんのハマり具合がヤバイです。
池袋ウエストゲートパークシリーズ
今では考えられない豪華メンツで実写ドラマ化され、当時爆発的にヒットした作品です。
今のアラサーくらいの人達はドラマにハマった覚えがあるのではないでしょうか?
Gボーイズのキング「タカシ」を演じた窪塚洋介さんはその役のハマり具合から今も「キング」と呼ばれています。
現在まで13作品(最新刊が2017年9月に発行)されています。
池袋で家業である八百屋を手伝っているマコトが池袋のトラブルシューターとして活躍するミステリー小説です。
格差社会の下半分では、おおきくて悪賢い魚が、ちいさくて無知な小魚をのみこむのがあたりまえになっている。
池袋ウエストゲートパークⅦ「Gボーイズ冬戦争」より
池袋で生活する困っている弱者のため、またはストリートのパワーバランスを保つため、マコトがおかんにブツブツ小言を言われながら奮闘しちゃいます。
原作は短編集としてまとまっているので、さくっと読めてもしまうので読書初心者の方にもおすすめです。
石田衣良さんは時事問題やその時の話題をテーマに各作品が多く、この作品も池袋の「今」を切り取った描写がとっつきやすいかなと思います。
ちなみに実写版のキングは好きじゃない(笑
もっと冷たい男なんだよなぁ